行ってきました、妻有アートトリエンナーレ。3年に1度のアートの祭典。
マサキと8時くらいに長野を出発。十日町のキナーレ(原広司設計)についたのは10時半くらいだったかな?キナーレのインフォメーション にてガイドブックを購入。(HPも見にくいが、ガイドブックも結構見にくい・・・。)ほぼ予習なしでこのイベント見に行ったわけだけど、この時点で、失敗に気づく。作品が多すぎ・・・。しかも想像以上にかなり広範囲に散らばっている模様。さらに、この日が最終日ときてる。1日ではどう考えてもまわりきれない。大失敗。とりあえず、めぼしいところを中心に、まわることに。あとは行き当たりばったり!

序盤の見所はドミニク・ペローの「バタフライパビリオン」。鏡がふんだんに使われた舞台兼東屋。周囲の風景やそこにいる人々を映し出し、不思議な感覚を想起させる空間は、小さいながらもなかなかに秀逸。前夜祭の能舞台は確実に見るべきだったな。きっと凄かったと思う。

ジェームズ・タレルの「光の館」は小高い丘の上に立つ宿泊施設。21世紀博物館にあった“タレルの部屋”がここにもある。しかし、ここのはかなり和風。畳の和室の天井がスライドして、れいの四角い空が現れるしかけ。他の部屋も、なかなかこってて、光の使い方はさすが。たぶん夜はもっと幻想的だろうと思う。
昼過ぎ、突然の雨。午前の快晴が嘘のよう。

MVRDVの「農舞台」ですこし遅めの昼食。こんな田舎になぜにこんな奇抜な建築が・・・と、誰もが思うことであろう一品。イベント中ということもあってか、結構凄い人。特徴的な外観は好みが分かれるところだとおもうが、内部の色の使い方、そしてその空間の外からの見え方なんかもおもしろいところ。空家プロジェクトの展示や一面黒板の部屋も、なかなかに興味深かった。ちなみに、トイレは出口がわからなくなるので注意!しかも外から結構丸見えです。

最後に見たのは「最後の教室」という名の廃校の校舎全体を利用したインスタレーション。C・ボルタンスキーとJ・カルマンの作品。光。そして闇。今は使われなくなった校舎に刻まれ、漂う、子供たちの記憶。彼らが表現したかったのはそんなところでしょうか?
ざっとこんなかんじ。これらの合間でもいろいろ見てて、数だけならそこそこの作品見れたかんじします。ただ、もっとゆっくり見たかったのは事実で、1日じゃやっぱ無理あるなとも思う。
ほんとあきれるくらいの田舎で、これだけのアートイベントが行われているって間違いなく凄いことだと思う。こんな刺激的なイベントなかなかないよね。3年後も是非見に行きたいと思います。
ただ、苦言を述べさせていただけば、作品が広域に渡って散らばりすぎ・・・。はっきり言って車なしじゃ全然やってられない。エリアをまたぐとなると車でも30分はかかる。このご時世において全然エコさがないという、稀なイベントであることも確か。結局1日中ほとんど車で移動してたし。まぁ、この場合しかたないか。
1 comment:
朝霧で待ってまーーーーーーーす
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