Sunday, April 08, 2007

RA2 -Roppongi Art Area-

面接に疲れたので、いってきましたよ。今話題の東京ミッドタウン。土曜ということもあってか、ものすごい人。桜の花もきれいに咲いて、人がこんなにいなければわりといいところに違いない。








で、安藤忠雄の21_21 Design Site。思ったよりかなり小さい、というのが第一印象。で、入ってみたら地上での印象とは裏腹に意外に広い。現在やってる「安藤忠雄2006年の現場 悪戦苦闘」はアブダビのプロジェクトの模型からはじまって、デザインサイトのスタディ模型やスケッチの数々や最近の仕事の模型なんかがならんでました。建築やってない人がみたら、これがこんな建築になるの?みたいなものの応酬ですが、わかってる人が見たらなかなか興味深い。書き込みだらけの模型はやけに手仕事の過程を感じさせます。なかなかよかったです。

東京ミッドタウンをぐるっとまわってからギャラリー間へ。ただいまやってるのはアトリエ・ワン展。正直、これみるまでアトリエ・ワンなんぼのもんじゃい!?くらいに思ってたけど、考え変わりました。結構いいじゃん。いや、むしろ好きな部類だ。模型もよくできててなかなか見応えあります。








都知事選のポスターもいくつかみましたが、黒川紀章の国立新美術館。写真やらテレビやらでみた特徴的なファサードはさすがのインパクトですが、建築的にみたら、そこまでおもしろいという感じでもなかったかな。個人的には。デザインサイトのほうが建築的な見応えはあると思う。中はいると、国際フォーラムにちかい印象。で、ここもかなりの混雑ぐあい。
今の見所は「異邦人たちのパリ」(ポンピドー・センター所蔵作品展)と「モネ大回顧展」。ミッドタウンのところで前者の割引券をもらってきたので、とりあえずそちらから。ここでは1900−2005という約1世紀にわたる作品をみることができます。ピカソ、カンディンスキー、モディリアーニなどがみどころかな。といっても、時代を代表するような画家の作品ばかりで見応えは十分。ここで気づいたんだけど、抽象画がなんとなく理解できるようになってきた気がする・・・。
モネの方は最初どうしようか迷ってたんだけど、せっかくだから思い切って見ることにしました。チケットを新たに買って、結局二つ見たことで2000円くらいチケット代に使うことに・・・。ただ、金のことなんかすぐ吹っ飛んだ。単刀直入にいうとものすごくよかった。まさに巨匠とよぶにふさわしい画家。序盤からして「日傘の女性」にやられました。(どうしてもまたみたくなってあとで順路を逆走した!)鳥肌立ったね、まじで。終始こんな感じで、最後の睡蓮の連作まで、まったくすばらしい作品ばかりがならんでました。光のとらえかた、一瞬のきらめきを描く感性はほんとにすごいと思いました。オレがどうこういっても始まらんから、あの辺いく機会があったら、是非見てもらいたい。絶対損はしないと思いますので。

ということで六本木めぐりでした。これにヒルズの森美術館とかあるので、今この地域はほんとおもしろいことになってますね。面接以外はなかなかたのしい一日でした。国立新美術館は6月から建築とファッションの展示もやるみたいだし、これもおもしろそうです。

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