7/4,5,6は「源氏あやめ祭」でした。この祭、源頼政の妻で、宮中一の美女とうたわれた「あやめ御前」という方を供養するというのがもともとの由来で、花のあやめとは基本的に関係ありません。あやめ御前ゆかりの地であると言うこと、そして美人の湯として売っている長岡温泉を掛けているのだと思われます。
小学生だったか、中学生だったか、そのころにいって以来だったのですが、演芸会や地区による祭など、その全貌に触れたのは、はじめてでした。たぶん、当時とはいろいろ変わっているのではないかと思うのですが、なかなかの人出で賑わっていました。仕事とはいえ、なかなかに楽しめました。
しかし、いつまでもこんなことはやっていられないなという危機感もかなり感じたわけです。特にそれを感じたのが演芸会というイベント。格安の600円(それでも今年100円値上げ)という価格で、芸者踊り、演歌歌手の公演が見られるというもの。ただし、このチケットを購入できるのは、抽選で選ばれた市民と、市内の旅館に泊まっている人限定。もちろんそんな料金設定では元が取れないわけだから、“とあるルート”で金が供給されているわけですよね・・・。そして、イベントのメインが演歌なもんだから、対象年齢が非常に高いときたもんだ。
ま、今はいいのかもしれませんが、10年後のビジョンとかあるんですかね?たとえば、隣の町ではMETAMORPHOSEという野外音楽イベントが定着しだして、経済効果もかなりのものだという話を聞いています。動員は約1万5千人だって。ちょっとやそっとのイベントではそうそうあつまりませんよ、この人数は。この数ヶ月観光の現場にいてよくわかりました。万の桁の人間をあつめることの難しさが・・・。温泉だけでは人は集まらないのですよ。
サービス、景観、いろんな部分でもっと危機感をもたないとまずいと思ってしまいました。
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