なんと!!
われらが伊豆の国市に世界遺産が誕生するやもしれない事態となりしました!!
「国指定史跡韮山反射炉」が、世界遺産を目指し、現在「暫定リスト」入りしている「九州・山口の近代化産業遺産群」の構成資産に入ることが、先日の協議会の総会にて決定しました。現存するもので、最も完全な形状を保ち、九州のほうの技術を参考にして作られたから、というのが理由のようです。
現在、わたくしのいる部署が取りまとめとなってまして、今後市民への啓発、各種シンポジウムなどを予定するほか、本格的な調査等が行われることになると思います。
この「韮山反射炉」知らない方のために。幕末期、海防の重要性を説いていた、韮山代官「江川太郎左衛門英龍(坦庵)」が大砲を作るためにつくったのがこの反射炉です。
英龍が存命中には完成せず、息子の代に完成しました。東京のお台場は、かつて大砲の台場、つまり、ここでつくった大砲を据え、外国船の侵入に備えるためのものだったというわけです。
それにしても…、びっくりです…。
世界遺産というのはもちろんですが、思えば、大学の時に、信州善光寺の世界遺産の活動に研究室で参加してたから(もともとは重伝建地区選定にむけた調査だったけど)。
あの当時のことがフラッシュバックします。建物の実測調査、世界遺産に向けた資料作りやら、いろいろやりましたね。それでも、善光寺は暫定リスト入りもできませんでした。
しかし!今回はすでに暫定リストしている候補のなかに飛び込むという、相当イレギュラーな事態。
善光寺を完全にリードしちゃいました。
これだけでないことなんだけど、学生時代の経験、いろんなことが仕事にリンクしてきて、なんだか怖いくらいです。つくづく仕事には恵まれていると思う次第です。
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