

長野・松代といえば、真田家ゆかりの歴史のある土地であります。しかし、ここにはもうひとつ、重要なものが残っています。
それが松代大本営です。これは、太平洋戦争の戦況が悪化したころ、本土決戦に備え、日本の中枢機関を松代の地下空間へと移転させるという計画の下 に造られた地下施設です。この計画は秘密裏のうちに行われ、その労働力の多くが、朝鮮人の強制労働によってまかなわれました。労働環境は最悪で、作業中の 事故や栄養失調等で命を落とした人も多かったそうです。
そんな場所に今日行ってきました。入った瞬間から、不思議な恐怖感におそわれました。薄暗くなんとなく気持ち悪い坑内は、作業や戦争の風景をなん となく連想させます。入れるのは一部で、一番奥には小中学生によって書かれた寄せ書きと千羽鶴がつるされていました。そのなかでも、ふと目に付いた「朝鮮 人、すまん」という一文がとても印象的でした。
ここはやはり後世に伝えていく意義のあるところだと思います。この施設の存在は比較的最近まで封印されていました。いまは一部を一般に開放していますが、その存在は驚くほど知られていません。行く機会があればぜひ行ってみてください。必ず何か思うところがあるはずです。
そんな今日の僕にぴったりな1枚を紹介
ISIS/panopticon
深い海の底にある暗闇を紡ぎ出す様な圧倒的な音世界。toolと同じような手触りがしますが、toolが暗闇の中でもがいているのに対して、闇の 先に光を見出しつつあるような印象です(どっちがいいとかという問題、レベルではありません)。とにかく、現在地上で鳴らされているヘヴィミュージックの 最高峰であります。ここまで高い精神性を持ったバンドはそうありません、はい。
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