


29日は佐渡は宿根木、30日は上越の高田に行ってまいりました。
ということでまず29日から。
佐渡に行くためにまたもや4時くらいに起床しまして、直江津からフェリーで2時間半佐渡の小木港に到着しました。宿根木はそこから30分くらいだったかな?すごく密集した集落が姿を現しました。
宿根木は重要伝統物群保存地区に指定されており、古い民家が数多く残る地区であります。ほんとに細い路地の脇に民家が並んでます。ここの民家は町 家に近い平面形状ですが、真ん中に吹き抜け空間を持つという独特の空間構成であります。とおりにわはないようでした。一般に開放されている民家は2つで、 (もう1つ店として営業してるものがありましたが)うち、清九郎邸は赤っぽい漆塗りの柱、梁そして天井が印象的。また各部材がどれも太く力強く感じられま した。そして、れいの吹き抜けですが、とても開放感があり、ハイサイドから落ちる光がとても気持ちよかったです。なんとなくモダニズムにつうづるような感 覚も憶えました。
30日は上越高田の調査の顔合わせ会。ここは雪国特有の雁木をもつ民家が立ち並ぶ独特の町並みで、雁木の長さは日本一だそうです。民家のなかはど うなってるかというと、真ん中に吹き抜け空間を持つ町家です。(宿根木はこれの予備調査でした。)つっちー曰く"京都型の町家"だそうで、意外にもこの形 式は珍しいんだそうです。そしてここも各部材が太い太い。またここは吹き抜け部分の天井が張られていない、小屋組みが見える形になってるので宿根木とはま たちがった印象を受けました。
2 comments:
ほぉ〜。
きれいだね☆
こんな家に住んでみたいなぁ〜。
こうゆう伝統的な建物って住環境はどうなの?
寒さとか湿度とかメンテナンスとか…。
やっぱり昔のまんまで住むのは現代社会ではいろいろ不便な点もおおいと思う。ライフスタイルが全然違うから。
単純にこの町家の吹き抜けだけ見ても、夏はまあいいとして、やっぱ天井高いから冬は寒いらしいし。それで吹き抜けをふさいじゃったりして、昔からの形態が失われることも多いみたい。そもそもこの形態は豪雪地帯の冬場の採光と通風の確保のためのものだから、長い間の生活の知恵というか、合理性も大いに含んでるんだけど。それはどんな古い民家でもいえることだと思うけどね。
最近はこういった昔の建物のよさを見直すような動きも大きくなってきてるよね。リフォームとかはやってるし、町おこしにも一役かったりしてるし。それでも、やっぱこういう地区は高齢化がどこも問題になってるから、もしほんとに住もうって思ってるなら若い人は歓迎されるかもしれない。
きっと北海道にはこういう建物ってあんまないよね?実家にもないし。もし機会があれば見に行ってみるのもいいかと。ほかにもいろいろあるしね。
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