Thursday, May 31, 2007

a life of creativity

朝っぱらから、足の親指の爪を割ってしまいました。激痛で寝ぼけてたのが一発で醒めました。しばらく激しい運動はできそうにないです・・・。

さて、今日は森美術館でやってる、ル・コルビュジェ展「建築とアート、その創造の軌跡」みてきました。
六本木ヒルズいったのはかなり久しぶりでして、しかも、はじめて昼間行きました。さっそく展示のほうなんですが、結構充実してまして、彼の絵画、建築模型、図面、椅子、映像、そして実物大のユニテ・ダビテシオンの一室とカバノンの再現模型(でいいのかな?)なんかがありました。あと彼のアトリエもありましたね。その他もろもろ盛りだくさんで、結構おもしろかったです。堪能しすぎて、あやうく帰りのバスに乗り遅れるとこでした・・・。

実は西洋美術館にいまだ入ったことがないので(泣)、彼の建築はサヴォア邸と、ラロッシュ・ジャンヌレ邸しか行ったことないんですが、模型とか映像とかみてると、あのときの感動がよみがえるようでした。今年はコルビュジェ生誕120周年だそうで、ほかにもなんかイベントがあるかもしんないね。 とりあえず、ラトゥーレットとロンシャンにいってみたいです。

Wednesday, May 30, 2007

rainsong for our depression

雨。
すこし寒い一日でした。

ところで、Fuji Rock Festival ’07にmae、Boom Boom Satellitesなんかが新たに決定のようです。それからMarsVoltaのオマーさんも。だいぶ出揃ってきたね。すでにきまってた、toe、Alubum Leafも絶対はずせないですし、見たいバンド多数。上がってきました!開催まで残り2ヶ月!!
さて一方で、今年もサイクルスポーツセンターで行われる、Metamorphoseのメンツが予想外に熱かったりする。Sound Tribe Sector 9、ROVO、Tristeza、Special Othersとバンド系がいいとこそろってることに今日気づきました。メタモは完璧アウェーだと思ってたけど、意外にそうでもないのかね?(聴くもんが変わってきてるから?)実家のとなりの伊豆市だし(修善寺のほうがいまだにしっくりくる)、ちょっとそそられるな・・・。

では、久しぶりにCDレビューしてみます。だいぶ間が開きまして、いろいろ買ってますが、とりあえずこの2つ。

hopesfall/magnetic north
賛否両論(というかほぼ否)巻き起こした"A-types"に続く、hopesfallの新作。なんでも、今作は意外と悪くないという噂。で、聴いてみました。確実に前作の延長線上にあるんだけど、たしかに意外に悪くないのよね、これが。むしろ意外にいい。最近結構聴いてます。前作よりも若干発狂気味のVo.に若干スペーシーさを取り戻したギターや雰囲気が、hopesfallらしさを感じさせます。とくに#10#11の流れはハイライトでしょう。・・・が、超傑作"no wings to speak of..."や"Satellite Years"のころとはやっぱり別のバンドなんですよねぇ。で、気になって"no wings~"のころのメンバーと比べてみたら、ギターが一人残っているだけだってさ・・・。ということですが、意外にかっこいいので、聴く価値ありです。hardcoreがダメな人にもきっと聴きやすいですし、おすすめ。

appleseed cast/mare vitalis
待望の来日公演をスルーしてしまったことが悔やまれるappleseed castの2ndで2001年の作品。mineral直系の1st、よりポストロックに接近しemoの名盤と誉れ高き3rdにはさまれて、なんか影の薄い印象で(ジャケもあんまパッとしないでしょ?)、これだけもってなかったんですが、やっと買いました。しかし!しかしですよ。聴いて驚きました。すげーいいじゃん、これ!ほんと1stと3rdの間を行くような作風で、ちょっとらしくない雰囲気の#2#3(どちらもキラーチューン)や、随所にみられる中途半端なポストロッキンな感じも、ちっとも悪くない。なんたってメロディがいいし、浮遊感のあるギターもシンプルだけどカッコいい。emo好きな方はもちろん、ギターロックとか、パワポとか好きな方もきっと気に入るはずです。機会があれば是非!

Wednesday, May 23, 2007

scenery

先日、久しぶりに伊豆箱根鉄道にのりました。で、写真は最近柴咲コウも撮影に訪れたという、原木駅のホーム。実は意外に撮影スポットだったりするようです。実家から徒歩5分のこの駅。あたりにはほぼなんにもない無人駅ですが、その辺がいいらしい。小さい頃からあたりまえの風景なんで、オレにはよくわかりませんが、はじめてみたかた、この駅映画に出てきそう?

さて、話はかわりまして、20日は久しぶりにライヴいってきました。Eskju Divineっていうスウェーデンのバンドが、なんと長野まできてくれましてね、楽しんできました。客の入りは8割ほどでしょうか?ま、Jにしては結構入ってました。このバンドギターレスで、ピアノ、ベース、ドラムの3ピースなんですが、音も厚くて3人でやってるとは思えませんでした。ドラマティックな曲にきれいなピアノとファルセットを多用したヴォーカルが気持ちよく、ちらほら北欧の空が見えました・・・。もう夏だけど、livehouse Jのなか限定で雪の結晶が見えました。また、ベースの方がよくてですね、歪ませた音を駆使しつつ、コーラスもばっちりで、かっちょよかったな。つまるところですね、とってよかったです。以上レポでした。

Saturday, May 19, 2007

endless way...

ハロウ。長い就活のトンネルを抜け出せないまま、もう5月もなかば。今さらあらたに説明会とか行ってみたりするも・・・ねぇ。

さて、気を取り直して、藤森照信展見てきました。東京オペラシティでやってる、「藤森建築と路上観察」。ヴェネチアビエンナーレ建築展帰国展です。で、さっそく感想ですが、結構おもしろかったです。建築の仕上げの展示からはじまって、あの雑誌でみた模型(?)とか、ナウシカな都市計画とか・・・。まったくもって変な人ですね。あと、卒業設計の図面(実物。れいの橋のやつ。)も結構見ごたえありました。
やっぱりさ、歴史あるいは古い技術を勉強してもさ、それをもとにあたらしいものつくりらなきゃ、意味ないよねぇ。彼は変人だけどさ、意識してるかしらないけどさ、そういう部分を実践しようとしててさ、それってさ、すごい重要だよ。古いものをただ焼き増しするのも意味がない。おれが興味あるのは、歴史から得られる知見をいかに読み解いて、それらを再構築して、いかにあたらしい提案ができるかという点に尽きるようですね。どうやら。(まえからおもってたけど)と、それをふまえて藤森さんはすごいとおもいました。長野には、藤森さんの建築いろいろあるのにみれてないな。今度見に行くとしよう。

Friday, May 11, 2007

babel

話題の映画、「バベル」みてきました。何年かぶりに映画館に行きました。映画って、いいものですね。というか、作品がよかったようです。素直におもしろかった。詳しくは書きませんけどね。(言葉にするとチープになりそうだし)脚本も、役者もとてもよかった。なんか久しぶりに映画熱が上がってきました。これからは木曜のメンズデーあたりを有効活用いたしましょうか。

とりあえず、これからこの作品をみるかたへ。想像以上に考えさせられること多いとおもいますので、心してみてください。では、みなさまぜひ。

Saturday, May 05, 2007

holiday and holiday

 みなさまひさしぶり。まだまだ、就活が終わりません。残りはマジでうちの研究室くらいしか残ってません・・・。ま、とりあえずこの連休はゆっくりしてます。

 で、まずその第一弾として5/2は、上野の東京国立博物館行ってきた。というか、就活で上野にいたのでついでに行ってきた。今やってるのは、レオナルド・ダ・ヴィンチ展。夕方にいったからか、連休のなかでも一応平日だからか、そこまでの大混雑という感じではなかったけど、やはり、それなりに人はいました。そんななか、うわさの「受胎告知」見てきました。薄暗いどころか、かなり暗い館内にぽつんと一点、飾られてましたが・・・。この手の宗教画ってどうもよくわかりませんね。スペインいったときもそんな感じでしたが、今回も、あまり成長のない様子のオレでした。キリスト教徒なら、この場面のすばらしさとか直感的にわかるの?技術的な面はわかるんだけどね。その他の展示は、ダ・ヴィンチの足跡をたどるような感じで、彼の手によるものはほぼなかったはずで。ま、それなりには楽しめました。


 5/3は建築巡り。マサキ、トモキ、タクミと4人で、群馬の辺りまでドライヴがてら行ってきました。

 まずは、ヨコミゾマコトの富弘美術館。丸い平面の連続でできてる、れいのやつです。ロケーション抜群で、外観からはほぼ丸さを感じさせませんが、中にはいると非常に丸いです。結構山のなかだけど、人もかなり来てました。で、これに入ったときの感覚は、オレの場合「違和感」や「気持ち悪さ」。他のメンバーはそうでもないようでしたが、オレの場合、平衡感覚が奪われるような、なんとも変な感覚でした。部屋の向こうまでつながって見えるんだけど、なんだか、そのつながってる部分が鏡というか、映し出された映像みたいに、オレには見えて、こんな空間味わったことなかったなという感じでした。○ごとにいろいろな質感の空間になっててバラエティ豊か。丸い壁に飾られた作品も、それほど見にくいという感じでもなかったかな。ヨコミゾさんがどこまでねらってるのかわかんないんだけど、結果的に生まれたものは、なかなかおもしろいものだったようです。

 次が、SANAAの鬼石多目的ホール。こんなとこに雑誌で見たあれが?と思わずにはいられないような田舎に出現した、ガラス張りの施設。ガラスは非常に透明度があって、向こうまで透けて見えます。平面のグニャグニャした感じも、その感じを強調していました。瞬間ごとの美しさもあいまってなかなかの建物です。が、いかんせん、施工の荒さと、内部の質感の安っぽさが、結構目に付きます。天井はベニヤらしき板だし、ホールや体育館の壁も、なんか安そうです。ホール、体育館天井の集成材の梁らしきものは、至る所ですこし浮いてて、構造的に力を発揮しているのか疑問。ま、なくても持つようになってるんでしょうね。富弘が金かかってる感がかなり強かったので、このギャップはかなり大きくかんじました。そして、なにより中が熱い!今の時期これだから、夏はどうなっちゃうんでしょう?

 最後は、若手のホープ中村拓志のギャラリー桜の木。軽井沢です。ついこの間、「情熱大陸」で彼の最新の仕事として紹介されてた一品。決して大きくはありませんで、木造です。しかし、構造的な部分があまり感じられず、どうやってもってるのかいまいちわかりません。柱はないし、間仕切りの壁は結構薄いし。どうやら、外壁の部分に隠れていた模様。部屋は一つ一つがわりと小さくできてますが、高さがあるので、そこまで圧迫感はないかな?売りの横方向の”吹き抜け”(テレビではこう説明してた)は通り側からみると、レイヤー状にアーチが重なって見えます。それぞれの部屋の質感が変えてあるのははやりなんでしょうか?小さいんだけど、窓の収まりとか、細かい部分の仕事にはやはり建築家の仕事が感じられました。

 ということで、一日で3つの建築見てきましたが、写真と実物はやっぱりちがうんだよなー。とくに今回のはそう感じる部分がおおきかったです。すっかり元気になったので、就活がんばります。