木曜日に、「愛の予感」という映画を見てきました。小林政広監督・脚本・主演で、第60回ロカルノ国際映画祭金豹賞(グランプリ)だそうな。
なんだろう、とても不思議な映画でした。はっきりいってエンターテイメント性はほぼないです。アーティスティックすぎるというか、確実に見る側を選びます。BGMもありません。セリフさえもほとんどなくて、最初と最後の方に、インタビューみたいなのがあるだけ。映像だって間違い探しみたいな、同じような映像が2時間くらいつづきます。
だけどね。喪失感と絶望感のなかで繰り返す同じような毎日に、ポッとうまれた光みたいな、そんな感情が確実にそこには表現されてて。レイヤー状に重なり合っていく映像は、どこか、ポストロック的な構造を感じました。シンプルなフレーズのループにしだいに音を重ねて壮大な情景を紡いでいくような、そんな音楽ににてるなと。わかるかな?映像でもこういう表現ができるんだなとおもいました。
Saturday, February 23, 2008
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