Friday, August 11, 2006

テロ、戦争・・・。

今、ロンドンでのテロのニュースがすごいことになってますね。
9.11の映画も立て続けに2本(おれがしるかぎり)公開されて、ちょっとあわただしくなっております。(そういえば、リベスキンドの新しいビルはいつ完成するのかな?)

 さて、日本国内では終戦記念日が近づいてます。戦争関連の番組もいろいろやってますが、ちょうど、松代大本営(象山地下壕)の記事がyahoo newsにのってました。

 設計製図第5(いちおう卒業設計)や、先日の学会コンペでもここを敷地とした計画をしてて、何度もこの地下壕には足を踏み入れてきました。そして、そのたびに戦争と平和、生と死といったことを考えてきました。はじめてここをたずねたのは、もう1年半くらい前になるのかな?地下壕のなかの緊張感、暗闇、空気感、岩の質感、それら一つ一つが、僕に話しかけてくるようでした。

 平和とは何か?これは考え続けなければならない課題です。まだ、はっきりとした自分の言葉として表せないのがもどかしいですが、製図する中で、より深く考えることになったのは事実で、地下壕との出会いは自分の中では重要な出来事でした。
 一方で、「空間がもつ力」を強く意識するようになったのも、あの地下壕に入ってからでした。空間、建築の可能性を、より感じた瞬間でもありました。

「卒業設計で考えたことは、一生考えること」

・・・よくいったものです。

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