Monday, August 14, 2006

高齢者向け賃貸マンション


 前田家では、特別養護老人ホームみたいな施設を今つくってます。特養とちがうのは、行政がかんでないとこで、私設の簡易老人ホームみたいなもんだと考えていいようです。ほとんど介護がいらない老人同士、みんなで楽しく暮らしましょうみたいな感じみたい。うちに経営権があるわけじゃなくて、うちは土地と建物を提供して(ものすごい借金!)、かわりに毎月お金をもらうというシステム。

 で、先日。うちのじいちゃんと、現場みてきました。敷地は、長年じいちゃんがイチゴ作ってた土地。周りもイチゴハウスだらけだったのに、いまじゃすっかりさまがわりして、マンション建てたり、イチゴハウスもほんの数本残ってるだけ。ちょっとさみしい風景。ただ、じいちゃんもいい年だし、周りの農家も、おんなじ様な感じ。しかたないっちゃしかたないのかも。

 さて、建物のほうはというと、RCラーメンの3階建て。今は2階部分を作ってる最中。プランは1階が、食堂、事務関係。2,3階が個室で、3階には富士山が望めるラウンジつき。43人入れるらしい。まぁ、おれがやったらああはならないだろうな。ほぼ目いっぱい経済的に作ってる感じだったしね。まぁ、藤本壮介の登別のグループホームを雑誌でみて以来、結構後悔してるんだけど。

 経済的には決して有利ではないかもしれないけど、豊かな空間のつくりかた、あり方ってきっとあって、20年とか30年とか(借金が返し終わるまで)さきのこと見据えたら、すこしでも魅力的な空間作りって必要だと思うんだよね。まぁ、いまさらって感じだし、経営権がうちにないんだから、しょうがないんだけど・・・。

2 comments:

Anonymous said...

あっきー,みれたよ!
未だエンコードの意味はわかってないけど!!

新建築の老人ホームって
壁の作り方で開放的な中にもプライベートな空間が生まれてるってこと!?
写真から想像。もっと深いのかなぁ??

やっぱ公共の建物でも経営側にどんな建築にするかっていう,決定権があるんだね。
経営者にも建築の知識を持っていてもらわないと,設計する方もスタンダードなものしか作れないよね。
理解のある施主+いい建築家=ステキな建築。
みたいな。

私は最近,鼓膜に穴が空いたよ・・・。

aki said...

エンコードは自分で調べてみて・・・。

新建築のやつは、まあ大体そんなとこ。空間の境界がすごくあいまいなんだけど、座ったり、立ったり、そんななかで、空間がさまざまに変化する。そんな空間の“ゆらぎ”がすごくうまく作られてるって気がするんだよね。そして、それが建物の用途的にもよくマッチしてると思う。ま、普通の住宅とかにも応用できるんじゃないかな?と思ってるけど。

で、鼓膜に穴っ!?大丈夫か・・・?