Thursday, December 28, 2006

忘年会!

 みなさま、本年もお疲れ様です。忘年会のシーズンです。

 ちょっと日がたってしまいましたが、 26日はM1の忘年会でした。30人くらい集まってかなり意外でしたが、かなり楽しかったです。天気わるくて、突然の誘いにもかかわらず、ゲストもきてくれたし。ありがたかった。ま、ゼミの関係で遅れてきた方もいましたが、なかなか成功だったといえるのではないでしょうか。こんなにあつまってくれるなら、たまにはこんなのも悪くない。M1になってからは会わないやつ、ほんと会わないしね。

 ということで、今年もあと数日となりました。ほんとあっという間だったなぁ。とりあえず、今年の反省はあとにして、のこりの数日は息抜きしたいものです。

Saturday, December 16, 2006

stand by me

 昼過ぎに映画「スタンド・バイ・ミー」が、BSフジでやってまして、見てしまいました。ちょっと切なくなりました。

 会わなくなっちゃう友達って確実にいるとおもうんだよね。それがどんなに仲のいいやつであってもね。映画の中の彼らがそうであったように。いろんな事情があると思うけど、そういう別れは間違いなくやってくる。もう、何人かはそういう関係になってしまっているかもしれないし。
 でもさ、ともに悩んで、同じ時間を生きたということは、紛れもない事実で、そんな友達のかけがえのない一言で救われたり、励まされたり、助けられたりすることはこれまでもあったし、これからもあるだろうと思うわけです。とても、ありがたい事だと思うわけです。そして、そういう友に出会えた自分はしあわせものです。
 多分、学生じゃなくなったら、新しい(真の意味での)友達と出会う機会は減ってしまうでしょう。それまでの友達と会う機会さえ格段に減ると思うし。

・・・なんか、切ないわけです。悲しいとか寂しいじゃなくて、切ないわけです。

 友達だけじゃなく、自分自身のことについても考えさせられました。子供の頃はもっと自由だったのに、成長する過程で、いろんなものを切り捨ててしまったような気がしました。

 この映画の主題歌、ベン・E・キングの名曲「stand by me」。エンドロールに流れたその曲も、訳もまた印象的でした。たしか、"darling"を友って訳してた気がします。なので・・・、

   ♪darling, darling, stand by me 「友よ、そばにいて」

と、こんな感じ。そんなかんじで休日の午後は過ぎていきました。

 ちなみに、リヴァー・フェニックスばかりが注目されがちな今作ですが、実はドラマ「24」のキーファー・サザーランドさんが、不良役ででてたりします。若い頃の彼はなかなかにカッコイイです。そんなとこに少し注目しながら、またこの作品を見返してみてはいかがでしょう。


 はい、映画の次はCDです。

Aereogramme/A Story In White
 イギリスはグラスゴーの3ピースバンド、エアーエオグラムの1stで、2001年の作品。このバンド、全く以て最近知りましたが、最近ISISとスプリット出してたりmogwaiあたりとも関係あるみたいでして、比較的近くにはいた模様。で、音の方なんですが、グラスゴーということでmogwai系のpost rockの流れではあるんですが、どっちかというと、sigur rosの質感に近いかなと思いました。轟音の部分もあるんだけど、全体としてはもっとアンビエントな歌ものといった感じで、たまに叫んじゃうw Vo.すごいきれいな声してるのに、前触れもなく、発狂しちゃいます。この世界観と静と動の落差の激しさ、はまりました。このちぐはぐさのなかにあって、この美しさはなんなんでしょう。すばらしい。最新作では叫んでないみたいだけど、他の作品も聴いてみたいです。

Wednesday, December 13, 2006

寒空と雨

 昨日、急に調査に行くことになり、 小諸まで行ってきました。ハツコモロ。「郷蔵(ごうぐら)」という類の建物の調査。
 なんと言っても寒い一日でした。挙げ句の果てに雨まで降ってきて。ま、その他にも諸々あってホント最悪・・・。こんな時期に実測調査なんて、ほんとやめてほしい。4年やM2の方々も、おれ以上にそう思っているに違いありません。

 さて、今月のCDです。

bluebeard/st
 もはや伝説と化している、日本のemoバンドの、唯一のフルアルバムで、2001年の作品。ながらく廃盤っぽかったんだけど、急に手にはいるようになりまして、買ってみました。
 で、内容のほうなんですが、なるほど!すばらしい!非常に透明感があって、素直な初期エモサウンドといった感じです。タイプとしてはTexas is The Reasonなんかに近い印象ですかね。ハイトーンで伸びのある澄んだVo.とメロディが特に気持ちよいです。その他楽器隊のアレンジも完成度が高いと思われます。Vo.の人がその後やってるAs Meiasよりも楽曲がシンプルな分、Vo.は引き立ってる気はします。(もちろんAs Meiasも最高です)とくに2曲目!1曲目からの流れも含めて名曲中の名曲!悶絶必至です。ということで、みなさまにおすすめです。こちらで2曲目のPVがみれます。

Gracer/Voices Travel
 大好きなon the might of princesの元メンバーも参加しているバンドの1st。私が敬愛して止まない、ex.elliottのケヴィンがプロデューサーで参加しています。
 音はというと、on the might of princesっぽさは皆無で、どちらかといえばelliottよりな感じのビューリホー系emoです。ただ、elliottのような独特の緊張感はそこまで無くて、もっと優しくて、ゆったり聴けますかね。とはいえ、かなり壮大な雰囲気をもった曲もあって、なかなかあなどれません。浮遊感のあるギターや、随所に聴かれるピアノも結構効いてますね。今後のさらなる成長に期待したいです。興味のある方はこちらで試聴でも。

Sunday, December 10, 2006

ラストサムライ→硫黄島からの手紙

 ラストサムライ。懐かしいなぁ。あれはスペイン行きの飛行機の中のこと。当時、日本では公開前だったか、直後だかで、おれは機内でやってた字幕も吹き替えもないラストサムライを、断固として見ないようにしたっけ。にしても、日本人からみるとへんなとこばっかだな。

 さて、この作品で一気に出世した、渡辺謙の最新作が話題ですね。「硫黄島からの手紙」。すごくみたい。おれ、戦争映画って昔全然見れなかったのよね。痛すぎて。怖すぎて。今でもそうだけど、それでも今はみたいと思う。どんな心境の変化なんだか、自分でもよくわかんないけど、そう思う。
 それはそうと、渡辺謙演じる栗林中将って、どうやら松代の人らしい。また松代。ほんと不思議な土地だなぁと思う。そして、不思議なめぐり合わせ。「卒業設計で考えることは、一生考えること」とはよくいったもんだ。こうやって、まためぐり、めぐるのか。

 話はかわりまして、とあるルートから小さいんだけどラックを入手しまして、部屋がこんな感じになりました。おかげで、部屋を少し片付けて、多少はマンガも片付いたけど、いまだにCDが片付きません・・・。にしてもこのラック、中途半端なサイズと意味のわからん段間隔で、使いにくいったらありゃしない・・・。

Thursday, December 07, 2006

もう体験なされましたか?

 朝霧でのライヴもすばらしかった、今日本で最も熱いと言っても過言ではないジャムバンド、Special Othersのライヴ映像並びにPVがGyaOにて配信中です。ジャムバンドといって、避ける事なかれ!ジャズっぽいニュアンスもありますが、どちらかといえばダンスミュージックです。軽快なビートにからむ、オルガンとギター、アップライトベースが気持ちよいです。配信は11日まで。まだの方は早めにどうぞ。さぁ、踊れ!!

Special Others/Good Morning!!

Sunday, December 03, 2006

生きること/死ぬこと

 先週1週間のことを、別にブログに書くような事じゃないんだけど、自分にとっては大きかったので、まとめの意味で、まとまるかはわからんけど書いておきます。長く、しかも重くなるかもしれないので、読みたくない方はスルーで。


 先週の日曜日のこと。夕方4時くらいだったか、従兄弟が亡くなったと親から電話があった。突然のことであった。何人かいるオレの従兄弟の中で唯一、同い年なのがあいつだった。白血病だったと告げられた。急いで実家に帰ることにし、荷物をまとめ、長野をあとにした。5時間のドライヴ。

 なぜだろうか。最初に浮かんだのは悲しいとか、哀れだとか、かわいそうとか、そういう感情じゃなかった。そう、それは「おまえの人生は納得のいくものだったか?」という問いであった。やりたいことをやれたか、精一杯生きられたか・・・。また、その問いは、自分自身に投げかけられた問いのようでもあった。そして、それはある種のいらだちのような感覚をはらんでいるのであった。
 それと同時に、前日に議論した「虚構と現実」の続きを、いまだ、考えているようでもあった。自分は今虚構の中にいるのか、それとも現実の中にいるのか。生きることが現実なら、死ぬこともまた現実であるはずである。そして「死」というリアリティのない言葉を、頭の中で反芻させながら、少しずつ、状況を整理させていく。すると、体の血の気が引いていくのだった。

 のどの奥が熱くなり、暗闇の向こうへ冷たい風景が流れていく。

 春に東京で就職した、あいつの生活が一体どんなものだったか。はっきり言って、想像がつかない。たまに会う機会である、お盆や、正月だって、あいつは大概顔を見せることなんかなかったから、オレのイメージはもう数年前のイメージでしかなかった。最後に会ったのはいつだっただろうか。もはや、正確なイメージなんて存在しなかったかもしれない。

 そして、頭の中が白くなっていく。

 あいつが横たわっていた。随分やせたな。軽いめまいを覚えていた。ありえないのだが、なんだかまだ動いてるように見えた。同い年だったからか、従兄弟といえども、こいつには近い部分を感じていたんだと思う。オレには兄弟がいないから、小さい頃はいい遊び相手でもあった。そんな一人の人間が、この世を後にしたということを、このとき実感した。

 一日おいてお通夜、その次の日に告別式と執り行われた。あいつの大学やら高校やらの友達がたくさん来てくれた。家族も友達も泣き崩れていた。オレはそこにいることしかできなくて、のどの奥に感情を追いやって、ただ、その様子を見ていた。あいつは友達に恵まれていたようだ。その点においては、きっとあいつも満足だろう。彼らはオレよりもずっと近い存在に違いない。オレの知らない部分をずっと知っているだろう。オレにどれだけそんな友達がいるかわからないけど、そんな友達を大切にしようと考えていた。


 「納得のいく人生」とは一体何なのか。オレだって明日突然死ぬかもしれない。自分のやりたいことをやって、いつかそのときが来れば、それは幸せかもしれない。最初はオレもそう考えた。だが一方で、この1週間、いろいろな人と会って、それがすべてではないのかもしれないという考えを大きくしている自分がいる。例えば、街の喧噪から離れ、毎日を健やかに生きること。そして、親よりも長生きすること。これだって重要なことである。人が夢と現実の、その狭間をたゆたう旅人であるならば、この命題が解けることは永遠にないのかもしれない。しかし、夢を実現してきた多くの人は、間違いなく夢の大きさだけ大きな代償を払っているのだ。

 それぞれが、それぞれの価値観を抱き、未来を描きながら、その終わりの日まで生きていく。今岐路に立つオレがどんな道を選んでいくのか、まだ自分でも見当がつかない。ただ、今回のことが、自分のことを考えるきっかけになったのは紛れもない事実である。考えながら、悩みながら、人は歩いていくしかないのである。