Saturday, December 16, 2006

stand by me

 昼過ぎに映画「スタンド・バイ・ミー」が、BSフジでやってまして、見てしまいました。ちょっと切なくなりました。

 会わなくなっちゃう友達って確実にいるとおもうんだよね。それがどんなに仲のいいやつであってもね。映画の中の彼らがそうであったように。いろんな事情があると思うけど、そういう別れは間違いなくやってくる。もう、何人かはそういう関係になってしまっているかもしれないし。
 でもさ、ともに悩んで、同じ時間を生きたということは、紛れもない事実で、そんな友達のかけがえのない一言で救われたり、励まされたり、助けられたりすることはこれまでもあったし、これからもあるだろうと思うわけです。とても、ありがたい事だと思うわけです。そして、そういう友に出会えた自分はしあわせものです。
 多分、学生じゃなくなったら、新しい(真の意味での)友達と出会う機会は減ってしまうでしょう。それまでの友達と会う機会さえ格段に減ると思うし。

・・・なんか、切ないわけです。悲しいとか寂しいじゃなくて、切ないわけです。

 友達だけじゃなく、自分自身のことについても考えさせられました。子供の頃はもっと自由だったのに、成長する過程で、いろんなものを切り捨ててしまったような気がしました。

 この映画の主題歌、ベン・E・キングの名曲「stand by me」。エンドロールに流れたその曲も、訳もまた印象的でした。たしか、"darling"を友って訳してた気がします。なので・・・、

   ♪darling, darling, stand by me 「友よ、そばにいて」

と、こんな感じ。そんなかんじで休日の午後は過ぎていきました。

 ちなみに、リヴァー・フェニックスばかりが注目されがちな今作ですが、実はドラマ「24」のキーファー・サザーランドさんが、不良役ででてたりします。若い頃の彼はなかなかにカッコイイです。そんなとこに少し注目しながら、またこの作品を見返してみてはいかがでしょう。


 はい、映画の次はCDです。

Aereogramme/A Story In White
 イギリスはグラスゴーの3ピースバンド、エアーエオグラムの1stで、2001年の作品。このバンド、全く以て最近知りましたが、最近ISISとスプリット出してたりmogwaiあたりとも関係あるみたいでして、比較的近くにはいた模様。で、音の方なんですが、グラスゴーということでmogwai系のpost rockの流れではあるんですが、どっちかというと、sigur rosの質感に近いかなと思いました。轟音の部分もあるんだけど、全体としてはもっとアンビエントな歌ものといった感じで、たまに叫んじゃうw Vo.すごいきれいな声してるのに、前触れもなく、発狂しちゃいます。この世界観と静と動の落差の激しさ、はまりました。このちぐはぐさのなかにあって、この美しさはなんなんでしょう。すばらしい。最新作では叫んでないみたいだけど、他の作品も聴いてみたいです。

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