Sunday, April 08, 2007

RA2 -Roppongi Art Area-

面接に疲れたので、いってきましたよ。今話題の東京ミッドタウン。土曜ということもあってか、ものすごい人。桜の花もきれいに咲いて、人がこんなにいなければわりといいところに違いない。








で、安藤忠雄の21_21 Design Site。思ったよりかなり小さい、というのが第一印象。で、入ってみたら地上での印象とは裏腹に意外に広い。現在やってる「安藤忠雄2006年の現場 悪戦苦闘」はアブダビのプロジェクトの模型からはじまって、デザインサイトのスタディ模型やスケッチの数々や最近の仕事の模型なんかがならんでました。建築やってない人がみたら、これがこんな建築になるの?みたいなものの応酬ですが、わかってる人が見たらなかなか興味深い。書き込みだらけの模型はやけに手仕事の過程を感じさせます。なかなかよかったです。

東京ミッドタウンをぐるっとまわってからギャラリー間へ。ただいまやってるのはアトリエ・ワン展。正直、これみるまでアトリエ・ワンなんぼのもんじゃい!?くらいに思ってたけど、考え変わりました。結構いいじゃん。いや、むしろ好きな部類だ。模型もよくできててなかなか見応えあります。








都知事選のポスターもいくつかみましたが、黒川紀章の国立新美術館。写真やらテレビやらでみた特徴的なファサードはさすがのインパクトですが、建築的にみたら、そこまでおもしろいという感じでもなかったかな。個人的には。デザインサイトのほうが建築的な見応えはあると思う。中はいると、国際フォーラムにちかい印象。で、ここもかなりの混雑ぐあい。
今の見所は「異邦人たちのパリ」(ポンピドー・センター所蔵作品展)と「モネ大回顧展」。ミッドタウンのところで前者の割引券をもらってきたので、とりあえずそちらから。ここでは1900−2005という約1世紀にわたる作品をみることができます。ピカソ、カンディンスキー、モディリアーニなどがみどころかな。といっても、時代を代表するような画家の作品ばかりで見応えは十分。ここで気づいたんだけど、抽象画がなんとなく理解できるようになってきた気がする・・・。
モネの方は最初どうしようか迷ってたんだけど、せっかくだから思い切って見ることにしました。チケットを新たに買って、結局二つ見たことで2000円くらいチケット代に使うことに・・・。ただ、金のことなんかすぐ吹っ飛んだ。単刀直入にいうとものすごくよかった。まさに巨匠とよぶにふさわしい画家。序盤からして「日傘の女性」にやられました。(どうしてもまたみたくなってあとで順路を逆走した!)鳥肌立ったね、まじで。終始こんな感じで、最後の睡蓮の連作まで、まったくすばらしい作品ばかりがならんでました。光のとらえかた、一瞬のきらめきを描く感性はほんとにすごいと思いました。オレがどうこういっても始まらんから、あの辺いく機会があったら、是非見てもらいたい。絶対損はしないと思いますので。

ということで六本木めぐりでした。これにヒルズの森美術館とかあるので、今この地域はほんとおもしろいことになってますね。面接以外はなかなかたのしい一日でした。国立新美術館は6月から建築とファッションの展示もやるみたいだし、これもおもしろそうです。

Thursday, March 29, 2007

fine day drive.

 就活で実家帰ってきました。タクミに協力してもらって就活用に模型を作り直しました。なかなかいい写真が撮れたと思います。ありがとう。就活はまだまだ続きますが、いいかげんポートフォリオまとめないとね。がんばります。

 さて、ちょっとがんばったので、一日休憩をもらいまして、タクミと松崎までいってきました。天気も良くて、ドライヴ日和。目指すは石山修武の長八美術館。で、つきましたら、想像以上に変なやつがでてきました。なんですかね?ポストモダンな香り漂う外観も内観も、なんとなく1984年という時代を感じさせますね。なまこ壁とか、かるく気持ち悪いです。こんなんやらんでもいいだろ?みたいな。横から見るとゴジラの背中みたいだし。でも、カーンを思い起こさせる(実際みたことねーけど)光を感じさせる展示室はなかなかのもの。増築されたとおぼしき部分も、ちょっとしたガラスの使い方で、凄い豊かなものとなってました。そんなに大きくない館内を、ぐるぐるまわって、あきらかに変な客だったでしょう・・・。
 そのあと、でくわたしたガンダムたちのコミカルな風景も、夕焼けの海も良かったです。

Sunday, March 18, 2007

kenchiku-kozo is back!

まじで就職できる気がしなくなってきた。あのSPIとかGABとかまじ苦手だー。何がテストセンターだ!何がSPI2だ!?東京まで行くのだってただじゃねーっつーの。

ということで、そんなことわすれて、しばし建築小僧してきた。どこいったかというと、東京国際フォーラム。わかってる。いまさらです。感想です。夜でしたが、結構きれいでした。超長いスロープをぐるーっと歩いてまわったけど、なんといっても、あの吹き抜けは圧巻だね。船の底のような、恐竜の化石のような構造だけど、構造的な挑戦はもちろん、非常にモニュメンタルで意匠的にも優れていると感じました。

前川圀男展も近くでやってたみたいだけど、みれませんで。東京やっぱりおもしろい街だと思いました。そして、質の高い建築にふれていることは、建築志すひとにとっては重要だとおもいました。いまさらですがね。

Thursday, March 01, 2007

nervous about...

 就活で久しぶりの東京。とりあえず疲れ果てました。肉体的というより精神的に。いわゆる人生初の説明会だったんだけど、先のことが思いやられる・・・。

 しょうがないからコチラでいやされることにします。じつはおもしろい映像がいろいろあることが発覚しまして、私が探したところ、toeの新曲のPVやらenvyやらworld's end girlfriendやらte'やらのliveなんかもみれたりしました。探したらもっと面白いのが発掘できるかもしれませんよ。

Saturday, February 24, 2007

snow day exibition

 今日は寒かった。部屋出たら雪降ってるしね。ま、積もりそうもない感じだったけど、とにかく空気が冷たい一日でした。

 さて、今日は毎度の、善光寺のパネル展と講演会でした。こいつのために、結局かなりの時間を割くことに・・・。うちの教授が発表するパワポ作り(自分で作れ!)と、新たなパネル作り(時間がなくやっつけ感ややあり)に追われた数日間でした。はぁ、つかれた。とりあえず、終わったのでよしとしたい。

 ただ、それでも今回の作業は基本的に嫌な思い出のかたまりです。おれ、自分では、めったなことでは怒らないと思ってますけど、もしかしたら違ってるかもしれません・・・。ま、一日ぐっすり寝れば、大概のことは忘れちゃうんだけどね。

はいはい、寒い日には暖かい音楽を。

pinback/st
 ハードコア出身二人組みによる、pinbackの1stです。ハードコアさは皆無で、完璧歌ものです。しかもかなりしっとりしてましてね。でね、これがね、とってもよいのですよ!今までなんで聴かなかったのかと思うほど。音には派手さはないんだけど、すごく耳に残るメロディがあって、思わず口ずさんでしまいます。地味だけどクセがあるというか、そんなかんじ。なかでも#6 loroは最高。宅録系のローファイインディサウンドが好きな方はどんぴしゃでしょう。歌に癒されたい方もぜひ!

why?/elephant eyelash

 ヒップホップ系のバンドらしいのですが・・・ヒップホップか?ってくらいのサウンドで、歌物といってもいいくらい。(ま、いわゆるヒップホップだったらもともと買いませんがね)たとえるならばhoodに近い。それよりも生音っぽいし、曲もhoodみたいな冷たさよりも、温かみのあるかんじで、もうちょいゆったり聴けますかね。インディ、ポストロック、エレクトロニカ周辺の音が好きな人はきにいるかもしれません。晴れた休みの日なんかにもいいかも。

Thursday, February 15, 2007

after a long silence...

 ということで、ひさしぶりの日記になっちゃったなぁ。4年のやつらは今日卒論の発表がおわって、 やっと一段落ってとこだろう。おつかれさん。M2もおつかれさまでした。
 一方、我々M1(というかおれ!?)は、就活に専念したいのに、なかなか周りの状況がそうさせてくれないという現状にいらつくばかりです。今週は学校でずっと合同説明会がやってるので、いやでも現実に直面しざるを得ないんだけど。つっても、こんななかでもみんなやってるんだから、おれが逃げてるだけなんだ、きっと。気を引き締めなきゃ。最近の心境としては、とにかくいろいろうけてみるしかないかなぁ、という感じです。きっと、だんだん考えがまとまるはずです・・・。しかし、この時期にあまり悠長なことはいってられませんがね。

 さて話は変わります。先日、母方の祖父が亡くなりました。昨年の従兄弟の急逝につづいて、祖父もあの世に旅立ちました。このじいさんは、おれが大学入ったくらいから、かなりぼけてきちゃってて、一緒に住んでる家族さえよくわかんないような状況だったし、ここ数年はずっと病院にはいっているようなかんじでした。そんななか、おれも何年か前に病院にいったっきりで、もうずいぶんと会っていませんでした。
 このじいさんは、古くからボーイスカウトの推進・普及につとめたり、絵を描いたりとちょっとハイカラなじいさんでした。そして、葬式の写真は、写真じゃなくて自画像でした。こういうのもなんなんですが、なんかそういうのいいですよね。おれにどの程度、祖父の血がうけつがれているかわかりませんが、きっとその一端がおれを構成している要素になっているのだと思います。


 一方で思ったのは、従兄弟が死んだときのこと。親より先に死ぬということがどんなに親不孝か、相対的に強く感じられました。今、就活してるけど、この2つの大きな出来事が、今後の道を決定するにあたって大きく影響してくるような気がしています。

Wednesday, January 31, 2007

where i am and where i want to be

あたりじゃめっきり就活モード。おれ自分が何したいのか、いまだによくわかりません。今自分がどこに立ってるのか、どこへ行きたいのか・・・。やっぱり建築の近くにはいたいと思うし、設計が最有力であるのは違いないんだけど、大学院の間、製図からちょっと遠ざかってたことで、ちょっと踏み出せない部分があるのも事実。院に進学する時点では、はっきり言って設計なんかやんないつもりだったのになぁ。どうしちゃったかなぁ。でも、これが今現在のおれなんだよなぁ。

と、悩みつつもCDは買い続けます。

Isis + Aereogramme/in the fishtank 14
 おれの大好きな2バンドによる、コラボレーションCD。このシリーズはスプリットじゃなくて、コラボレーションなのがみそで、ちゃんと2バンドで曲を作っている模様。で、内容ですが、はっきりいってこの2バンドがくんで悪いわけがない!むしろ、たった3曲で物足りないほどです(といっても、3曲で24分はあるのですが)。両者の個性が見事にとけあって、非常に深遠なる音世界を創り上げております。まるで深い海の底のようなね。ジャケットの色もお魚さんもあながち間違ってはないかと思われます(が、Isisのターナー氏がジャケットいやがってるらしい)。ということで、そこの潜りたい方!おすすめです。

world's end girlend/the lie lay land
 
新作がもうすぐでるらしいwegの3rd。前から気になってて、やっと買いました。で、聴きました。いました。天才が。きました。何年か前に、本当は怖いグリム童話とか流行ったけど、ああいう残酷な童話を音にしたようなそんなアルバムです。ほんとジャケットみたいな感じです。80分のちょっとした映画のような質感もありますかね。基本的には音響とか、ポストロックとか、エレクトロニカとか、その辺でくくられる音楽だとは思いますが、もはやそんなのは超越した個性を放ってるといえるでしょう。ところどころに配されたジャジーなドラムやらホーンやらストリングスやらノイズやらもセンス抜群。あなたたも世界の終わりのガールフレンドに会いにいきませんか?

Friday, January 26, 2007

owen & make believe japan tour @ Matsumoto Alecx

行ってきました。owenとmake believe、キンセラ兄弟そろい踏み来日公演!感想の方を単刀直入にいうと、最高でした!ほんとこの一言につきます。

Alecxについたらすでに、Ogre You Assholeがはじまってて、れいによって弟マイク(owen)がうろついてます。MCから察するに、1,2曲終わったとこのようでした。客の入りは7割ほどといったところでしょうか。このバンドも前回のOwenの来日以来だから、1年半ぶりくらいかな?こんなバンドだったっけ?みたいな印象もありましたが、幾分あかぬけて、かなり良くなったと思いました。

次がキンセラ兄こと、ティム・キンセラのバンドmake believeでした。このバンドをみるのははじめて。まず、セッティングの段階からして、おかしな事になってます。ドラムにタムがくっついてません・・・。かわりにキーボードが置いてあります。いまだかつて、こんなドラムセットがあったでしょうか。で、はじまると、これまた凄い変拍子の嵐・・・。CDでわかってたつもりでしたが、想像以上にぶっとんでました!あの複雑な曲をよくもまぁあわせられるなと。メンバー個人の演奏スキル尋常じゃないです。特にドラム!ドラム叩きながらキーボード弾くって、想像できる?そんな彼らの演奏力もさることながら、兄ティムのコンポーズ能力も相当すごいと改めて実感。トモキにマイクのコードを巻き付けるなど、非常にチャーミングな一面も。インディロックの一つの極地、しかと見させていただきました!

ラストがOwenでした。今回はmake believeのgt.と酔っぱらいのトムを携えての登場。前回の松本公演はっきりいってがっかりでした。機材のトラブルやらなんやらで、全然集中してなかったし。なんといっても、非常にナーバスな様子で、こっちが不安になるようなライヴでした。で、今回はどうかと思ったら、一転、最高でした!今回は気のしれた仲間に囲まれてたせいか、マイクさん終始なごやかで、上機嫌のご様子。のこりの2人はほとんど弾いてませんでしたが、いるだけで影の立役者みたいな。まず、ティモシー(トモキ)の名前を聞くところからはじまって、彼のギターと歌声がライブハウスに響くともう別世界。ほんとうに心に染みいります。新作の曲を中心に、時折ipodをつかって打ち込みとあわせながら、ライヴは進行いたしました。毎回のチューニングチェンジも今回はいいインターバルといったところでした。アンコールも3曲やっていただいて、大満足。終演後は「泣きそうだー」とかいってるマサシをなだめながら、Alecxをあとにいたしました。

ということで、最高でした。今回も松本まで来ていただいて本当にありがとうございました。就活がなかなか進まず、病みぎみな今日この頃ですが、わたくし、癒されました・・・。就活もがんばれそうです!

Monday, January 22, 2007

shout @ the snow world!!

土曜日滑ってきました。 昨シーズンは1回も滑りにいかなかったので、約2年ぶり。マサシと杉ノ原に向かいました。杉ノ原ははじめてだったけど、天気は悪くなく(マサシの経験上ここでこれだけ天気がいいのもめずらしいらしい)、最初は寒かったけど、滑り出したら、汗だくでした。
午前はファンスキー、午後は長いスキーで楽しみました。午前も午後も滑り出しはさすがにブランクをかんじたけど、すぐなじみました。なじむぞぉぉぉぉ!ってかんじで、ジョースターの血のようにすぐなじみました。で、最高にハイってやつだぁぁぁっ!と、ある吸血鬼のように叫びたくなりました。WRYYYYYYYYY!!!!
杉ノ原はやたら縦に長いゲレンデで、とてもじゃないけど、休憩なしで下まですべってこれませんw ただ、リフトはフード付きの高速リフトばっかでなかなか快適だし、悪くないです。天気も良かったから、野尻湖や遙か遠くの山もほんときれいでした。ただ、この日は何周年か記念でリフト券が安かったせいか結構混んでたのが、やっかいでした。人多すぎDEATH!でもふらふらになるまで滑ったから、満足です。

就活がありますんで、今シーズンあと何回滑れるか謎です。これが今シーズン最初で最後の可能性も高いですが、かなり息抜きできました。マサシに感謝。筋肉痛がなかなかきています、すでに!しょうがないので、波紋法で痛みをやわらげることにします・・・。では、おやすみ。

Wednesday, January 10, 2007

wedding@kyoto

 1月7日、高校の友達の結婚式にいってきました。はるばる京都まで。
 
 朝、新幹線で同じ高校のメンバーと三島をでて、一路京都へと向かいました。三島の時点ではなかなかいい天気でよかったんだけど、浜松すぎですこし寝て、起きたら外の景色が真っ白!雪景色です・・・。おかげで、新幹線も遅れて到着。京都は雪は積もってなかったけど、まだ、雪が降ってました。駅でもうひとりの高校の友達と合流。結婚式が行われる、ホテルへと向かいました。

 最初からわかっていたことですが、まったくもってアウェーな状況。大学の友達やら先輩やらがほとんどで、高校のメンバーはおれを含めて6人・・・。新郎が迎えてくれまして、こいつはあんまり変わってない様子。一昨年の朝霧JAMで会っていらいだから、結構久しい。たしかあのころ奥さんとつき合いだしたばかりで、そんな話をしてたのが思い出されます。

 正午から結婚式。はじめての結婚式体験でした。なのに、神父さん(外人さん)の第一声(日本語)のおもしろさに爆笑。ごめんなさい。その後も序盤は笑いをこらえるのがやっとでした。ま、そんなこともありつつ、式は何事もなく終了。

 つづいて披露宴。新郎が子供のことをご報告。もう8ヶ月だと。奥さんのおなかかなり大きい!ということに気づきました。テニス部がスピーチ。ナイスサーブ!・・・で、フォアグラなるものをはじめていただきました。想像以上においしかったです。いつの間にか雪も止んで天気も回復してて、お色直しのあと、最後には泣き所などもありつつ、こちらもとどこおおりなく終了。

 二次会まで時間がありまして、この間に3人が東京方面に帰還。おつかれさまです。さらなるアウェー感を予感しつつ、思い出話などしながら時間を潰したり。

 7時半から、二次会。この時点でかなり疲れてたんですが、また疲れました。途中で高校の仲間がさらに1人帰宅。とうとう2人になってしまいました。ま、こちらも、無事終わりまして、かるく新郎とも話しまして、うれしそうでございました。

 ということで、終始幸せそうなお二人で、結婚っていいもんだなぁなど思いつつ、我々は退散。夜の京都へ宿探しの旅にでたのでした。
 
 とりあえず、京都編その一はここまで。すえながくおしあわせに!

Wednesday, January 03, 2007

new partner coming!

 新しい携帯電話を購入しました。どうやら、前のやつは2年4ヶ月ほど使っていたらしい。おつかれさまです・・・(合掌)・・・。
 
 で、あたらしい相棒がDocomo so902iwp+。無駄に防水(water proof)だったりする。そのせいか見た目以上にズッシリきます。ちなみにカラーはシティダーク(いわゆる黒)という、おれに似てクールな色合い。ただし、ボタンが小さいので今のところ多少使いにくいです。ま、そのうち慣れる予定。


今日も元気にCDレビューのお時間です。

Make Believe/Of Coures
 買ったのは去年ですが、今年1枚めは、キンセラ兄弟の兄のほうのバンドの2ndです。兄の方はこれまで、マニアックすぎる印象をもってて、ちょっと避けてきたとこがあるんですが、来日もあるので、チャレンジしてみました。
 で、その内容の方はというと、思いのほかポップなポンコツ(いい意味です)インディサウンドでした。綱渡りのようにスリリングなリズムとフレーズとボーカルの応酬で、まるで物心つくまえの子供がおもちゃ箱をひっくり返したような感じです。ただし、計算し尽くされたバランス感もありますね。たぶん、恐ろしく計算高いというのが本質だと思います。でも、これはかなり聴く人を選ぶな、きっと。マニアックなインディの世界に触れたいかた限定でどうぞ。試聴はコチラ

Monday, January 01, 2007

あけましておめでとうございます


 昨年は(も!?)、たいへんお世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。はい、この場を借りて、新年のご挨拶でした。

 さて、わたくし29日に友達の車にのせてもらって実家に帰ってきまして、毎日かなりごろごろしてますが、皆様いかがおすごしでしょうか。
 やっぱり、実家は長野より、ずいぶんあったかいです。帰ってくる車のなかでも結構話したんだけど、あったかいだけじゃなく、山などの風景、空気感、光、色、空といった具合に、長野と実家じゃ全然違うんだよね。それをあらためて感じています。
 それと、おなじ静岡でも富士山の見え方が全然ちがうっていうことを再確認しまして、やっぱり、おれのなかで富士山って言えば、この辺から見える大きさと角度なんだよねぇ。うん。

そんなかんじで写真は初日の出の様子と、赤富士です。あらためて本年もよろしく!

Thursday, December 28, 2006

忘年会!

 みなさま、本年もお疲れ様です。忘年会のシーズンです。

 ちょっと日がたってしまいましたが、 26日はM1の忘年会でした。30人くらい集まってかなり意外でしたが、かなり楽しかったです。天気わるくて、突然の誘いにもかかわらず、ゲストもきてくれたし。ありがたかった。ま、ゼミの関係で遅れてきた方もいましたが、なかなか成功だったといえるのではないでしょうか。こんなにあつまってくれるなら、たまにはこんなのも悪くない。M1になってからは会わないやつ、ほんと会わないしね。

 ということで、今年もあと数日となりました。ほんとあっという間だったなぁ。とりあえず、今年の反省はあとにして、のこりの数日は息抜きしたいものです。

Saturday, December 16, 2006

stand by me

 昼過ぎに映画「スタンド・バイ・ミー」が、BSフジでやってまして、見てしまいました。ちょっと切なくなりました。

 会わなくなっちゃう友達って確実にいるとおもうんだよね。それがどんなに仲のいいやつであってもね。映画の中の彼らがそうであったように。いろんな事情があると思うけど、そういう別れは間違いなくやってくる。もう、何人かはそういう関係になってしまっているかもしれないし。
 でもさ、ともに悩んで、同じ時間を生きたということは、紛れもない事実で、そんな友達のかけがえのない一言で救われたり、励まされたり、助けられたりすることはこれまでもあったし、これからもあるだろうと思うわけです。とても、ありがたい事だと思うわけです。そして、そういう友に出会えた自分はしあわせものです。
 多分、学生じゃなくなったら、新しい(真の意味での)友達と出会う機会は減ってしまうでしょう。それまでの友達と会う機会さえ格段に減ると思うし。

・・・なんか、切ないわけです。悲しいとか寂しいじゃなくて、切ないわけです。

 友達だけじゃなく、自分自身のことについても考えさせられました。子供の頃はもっと自由だったのに、成長する過程で、いろんなものを切り捨ててしまったような気がしました。

 この映画の主題歌、ベン・E・キングの名曲「stand by me」。エンドロールに流れたその曲も、訳もまた印象的でした。たしか、"darling"を友って訳してた気がします。なので・・・、

   ♪darling, darling, stand by me 「友よ、そばにいて」

と、こんな感じ。そんなかんじで休日の午後は過ぎていきました。

 ちなみに、リヴァー・フェニックスばかりが注目されがちな今作ですが、実はドラマ「24」のキーファー・サザーランドさんが、不良役ででてたりします。若い頃の彼はなかなかにカッコイイです。そんなとこに少し注目しながら、またこの作品を見返してみてはいかがでしょう。


 はい、映画の次はCDです。

Aereogramme/A Story In White
 イギリスはグラスゴーの3ピースバンド、エアーエオグラムの1stで、2001年の作品。このバンド、全く以て最近知りましたが、最近ISISとスプリット出してたりmogwaiあたりとも関係あるみたいでして、比較的近くにはいた模様。で、音の方なんですが、グラスゴーということでmogwai系のpost rockの流れではあるんですが、どっちかというと、sigur rosの質感に近いかなと思いました。轟音の部分もあるんだけど、全体としてはもっとアンビエントな歌ものといった感じで、たまに叫んじゃうw Vo.すごいきれいな声してるのに、前触れもなく、発狂しちゃいます。この世界観と静と動の落差の激しさ、はまりました。このちぐはぐさのなかにあって、この美しさはなんなんでしょう。すばらしい。最新作では叫んでないみたいだけど、他の作品も聴いてみたいです。

Wednesday, December 13, 2006

寒空と雨

 昨日、急に調査に行くことになり、 小諸まで行ってきました。ハツコモロ。「郷蔵(ごうぐら)」という類の建物の調査。
 なんと言っても寒い一日でした。挙げ句の果てに雨まで降ってきて。ま、その他にも諸々あってホント最悪・・・。こんな時期に実測調査なんて、ほんとやめてほしい。4年やM2の方々も、おれ以上にそう思っているに違いありません。

 さて、今月のCDです。

bluebeard/st
 もはや伝説と化している、日本のemoバンドの、唯一のフルアルバムで、2001年の作品。ながらく廃盤っぽかったんだけど、急に手にはいるようになりまして、買ってみました。
 で、内容のほうなんですが、なるほど!すばらしい!非常に透明感があって、素直な初期エモサウンドといった感じです。タイプとしてはTexas is The Reasonなんかに近い印象ですかね。ハイトーンで伸びのある澄んだVo.とメロディが特に気持ちよいです。その他楽器隊のアレンジも完成度が高いと思われます。Vo.の人がその後やってるAs Meiasよりも楽曲がシンプルな分、Vo.は引き立ってる気はします。(もちろんAs Meiasも最高です)とくに2曲目!1曲目からの流れも含めて名曲中の名曲!悶絶必至です。ということで、みなさまにおすすめです。こちらで2曲目のPVがみれます。

Gracer/Voices Travel
 大好きなon the might of princesの元メンバーも参加しているバンドの1st。私が敬愛して止まない、ex.elliottのケヴィンがプロデューサーで参加しています。
 音はというと、on the might of princesっぽさは皆無で、どちらかといえばelliottよりな感じのビューリホー系emoです。ただ、elliottのような独特の緊張感はそこまで無くて、もっと優しくて、ゆったり聴けますかね。とはいえ、かなり壮大な雰囲気をもった曲もあって、なかなかあなどれません。浮遊感のあるギターや、随所に聴かれるピアノも結構効いてますね。今後のさらなる成長に期待したいです。興味のある方はこちらで試聴でも。

Sunday, December 10, 2006

ラストサムライ→硫黄島からの手紙

 ラストサムライ。懐かしいなぁ。あれはスペイン行きの飛行機の中のこと。当時、日本では公開前だったか、直後だかで、おれは機内でやってた字幕も吹き替えもないラストサムライを、断固として見ないようにしたっけ。にしても、日本人からみるとへんなとこばっかだな。

 さて、この作品で一気に出世した、渡辺謙の最新作が話題ですね。「硫黄島からの手紙」。すごくみたい。おれ、戦争映画って昔全然見れなかったのよね。痛すぎて。怖すぎて。今でもそうだけど、それでも今はみたいと思う。どんな心境の変化なんだか、自分でもよくわかんないけど、そう思う。
 それはそうと、渡辺謙演じる栗林中将って、どうやら松代の人らしい。また松代。ほんと不思議な土地だなぁと思う。そして、不思議なめぐり合わせ。「卒業設計で考えることは、一生考えること」とはよくいったもんだ。こうやって、まためぐり、めぐるのか。

 話はかわりまして、とあるルートから小さいんだけどラックを入手しまして、部屋がこんな感じになりました。おかげで、部屋を少し片付けて、多少はマンガも片付いたけど、いまだにCDが片付きません・・・。にしてもこのラック、中途半端なサイズと意味のわからん段間隔で、使いにくいったらありゃしない・・・。

Thursday, December 07, 2006

もう体験なされましたか?

 朝霧でのライヴもすばらしかった、今日本で最も熱いと言っても過言ではないジャムバンド、Special Othersのライヴ映像並びにPVがGyaOにて配信中です。ジャムバンドといって、避ける事なかれ!ジャズっぽいニュアンスもありますが、どちらかといえばダンスミュージックです。軽快なビートにからむ、オルガンとギター、アップライトベースが気持ちよいです。配信は11日まで。まだの方は早めにどうぞ。さぁ、踊れ!!

Special Others/Good Morning!!

Sunday, December 03, 2006

生きること/死ぬこと

 先週1週間のことを、別にブログに書くような事じゃないんだけど、自分にとっては大きかったので、まとめの意味で、まとまるかはわからんけど書いておきます。長く、しかも重くなるかもしれないので、読みたくない方はスルーで。


 先週の日曜日のこと。夕方4時くらいだったか、従兄弟が亡くなったと親から電話があった。突然のことであった。何人かいるオレの従兄弟の中で唯一、同い年なのがあいつだった。白血病だったと告げられた。急いで実家に帰ることにし、荷物をまとめ、長野をあとにした。5時間のドライヴ。

 なぜだろうか。最初に浮かんだのは悲しいとか、哀れだとか、かわいそうとか、そういう感情じゃなかった。そう、それは「おまえの人生は納得のいくものだったか?」という問いであった。やりたいことをやれたか、精一杯生きられたか・・・。また、その問いは、自分自身に投げかけられた問いのようでもあった。そして、それはある種のいらだちのような感覚をはらんでいるのであった。
 それと同時に、前日に議論した「虚構と現実」の続きを、いまだ、考えているようでもあった。自分は今虚構の中にいるのか、それとも現実の中にいるのか。生きることが現実なら、死ぬこともまた現実であるはずである。そして「死」というリアリティのない言葉を、頭の中で反芻させながら、少しずつ、状況を整理させていく。すると、体の血の気が引いていくのだった。

 のどの奥が熱くなり、暗闇の向こうへ冷たい風景が流れていく。

 春に東京で就職した、あいつの生活が一体どんなものだったか。はっきり言って、想像がつかない。たまに会う機会である、お盆や、正月だって、あいつは大概顔を見せることなんかなかったから、オレのイメージはもう数年前のイメージでしかなかった。最後に会ったのはいつだっただろうか。もはや、正確なイメージなんて存在しなかったかもしれない。

 そして、頭の中が白くなっていく。

 あいつが横たわっていた。随分やせたな。軽いめまいを覚えていた。ありえないのだが、なんだかまだ動いてるように見えた。同い年だったからか、従兄弟といえども、こいつには近い部分を感じていたんだと思う。オレには兄弟がいないから、小さい頃はいい遊び相手でもあった。そんな一人の人間が、この世を後にしたということを、このとき実感した。

 一日おいてお通夜、その次の日に告別式と執り行われた。あいつの大学やら高校やらの友達がたくさん来てくれた。家族も友達も泣き崩れていた。オレはそこにいることしかできなくて、のどの奥に感情を追いやって、ただ、その様子を見ていた。あいつは友達に恵まれていたようだ。その点においては、きっとあいつも満足だろう。彼らはオレよりもずっと近い存在に違いない。オレの知らない部分をずっと知っているだろう。オレにどれだけそんな友達がいるかわからないけど、そんな友達を大切にしようと考えていた。


 「納得のいく人生」とは一体何なのか。オレだって明日突然死ぬかもしれない。自分のやりたいことをやって、いつかそのときが来れば、それは幸せかもしれない。最初はオレもそう考えた。だが一方で、この1週間、いろいろな人と会って、それがすべてではないのかもしれないという考えを大きくしている自分がいる。例えば、街の喧噪から離れ、毎日を健やかに生きること。そして、親よりも長生きすること。これだって重要なことである。人が夢と現実の、その狭間をたゆたう旅人であるならば、この命題が解けることは永遠にないのかもしれない。しかし、夢を実現してきた多くの人は、間違いなく夢の大きさだけ大きな代償を払っているのだ。

 それぞれが、それぞれの価値観を抱き、未来を描きながら、その終わりの日まで生きていく。今岐路に立つオレがどんな道を選んでいくのか、まだ自分でも見当がつかない。ただ、今回のことが、自分のことを考えるきっかけになったのは紛れもない事実である。考えながら、悩みながら、人は歩いていくしかないのである。
 

Thursday, November 23, 2006

癇に障る日

 癇に障ることを平気でやってくれる人がいます。もはや怒りを通り越して、哀れです・・・。一体やつはどういう神経してるんでしょう。

できるならば、あんな上司にならないように気をつけたい、今日この頃です。

 で、そんな瞬間を乗り越えるための俺流の方法。

1 怒り心頭な頭にヘッドホンをセット!
2 音量はいつもの3倍ましぐらい(世間から全く隔絶するぐらい)にアップ!
3 選曲は、激情系のハードコア!(昨日はtakenのEP)
4 怒りと悲しみを抱え、泣き叫ぶVo.の声に耳を傾ける!

・・・(ビフォーアフター調で)なんということでしょう!今まですさんでいた心が涙で洗い流されたようです。ヘッドホンをはずしたあとに、「すごい絶叫してる声が音もれしてた」なんていわれてもhead-cha-la!!です。

おれはそんな男です。

Thursday, November 16, 2006

風邪を引きました。

 年に一回は必ず風邪をひくんです、わたし。今年の風邪は、せきと鼻です。病院いって薬もらったので、それが利いてくれるのを祈るばかり。でも、研究室が寒すぎて(暖房がありません)、やっぱダメかも!!

はい、CDです

ISIS / in the absence of truth
 フジロックのステージも素晴らしかった、泣く子も昇天する、ISISの新譜です。前作よりも、少し聴きやすくなった気がします。(ほんの)すこし明るくなって、テンポに幅が出たような気がするのでそのへんが影響してるかもしれません。歌も前に出てきたかな?とはいっても、ゆったり目のリズムと押し寄せるヘヴィなサウンドの波は、相変わらず。そしておりかさなる反復フレーズの雨あられ。全体通して壮大な雰囲気で、今回も素晴らしいしあがりです。とくに最後の曲はこのバンドの変化と未来を暗示させる名曲です。